ウォーターサーバーは昔からレンタルやリース契約制度のプランが多く、契約終了後はウォーターサーバー本体は回収されるのが当たり前でした。ですが、近年ではウォーターサーバーそのものの買取を促す企業が増えてきており、これらのプランに注目が集まりつつあります。これがお徳か否かは人によって違いますが、月々の支払い料金そのものは高くなってしまう点が特徴です。例えば、買取を3年間分割で契約した場合、サーバー本体が36000円だとすると月々の負担額は必要経費に1000円加える形になります。
お水などの諸経費によって総支払額は変わってきますが、レンタルの場合より数十%は増加する事になるでしょう。その買取料金を支払って得られるものはウォーターサーバー本体のみです。ボトルさえ用意できれば、その後は契約を解除したとしても市販のミネラルウォーターなどで飲水を楽しむ事ができます。ここで注意していただきたいのは経年劣化です。
通常サーバー本体は使用すればするほど性能やパーツが劣化する為に価値が減少します。これはお水の業界だけでなく他の機械製品でも同じです。本体の初期の価値が36000円だったとしても、3年経過する頃にはその半分以下の価値しかありません。レンタル料の場合は他の企業に乗り換えればまた新品のサーバーを使えますが、買取の場合はそのまま使い続けなければなりません。
また、他社に乗り換えたとしてもボトルの規格が一致しなければ流用できませんし、サーバーとの併合契約でなければ契約できない企業も多いです。これらの条件を考えると、買取制度はあまりお得なプランとは言えないでしょう。
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